既にご存知の方もいるだろう。
気象庁は先日、この冬に関しての報道発表を行った。
報道発表資料
平成22年3月3日
北半球中緯度帯に顕著な寒波をもたらした大気の流れについて
~ 異常気象分析検討会での検討結果の概要 ~
本日開催した異常気象分析検討会において、2009年12月から2010年2月にかけて北半球の中緯度帯に顕著な寒波をもたらした大気の流れについての分析検討を実施し、以下の見解を取りまとめました。
・北半球中緯度帯では、多くの地方で、低温や大雪等の顕著な寒波による異常天候が見られた。
・この顕著な寒波は、記録的な負の北極振動に伴ってもたらされた。
・負の北極振動を維持する典型的なメカニズムが確認された。
・今冬に負の北極振動が卓越した背景として、昨秋以降の成層圏を含む大気の流れや海面水温の状況が、負の北極振動の発達および維持に適する状態だったと考えられる。
詳しくは、
気象庁ホームページで発表内容で確認していただくとして、それでは「北極振動」とは何だろう?
北極振動
北極振動(ほっきょくしんどう、英語:Arctic Oscillation:AO)とは、北極 と北半球中緯度地域の気圧が相反して変動する現象のことである。テレコネク ション(大気振動)の一種で、気温や上空のジェット気流
流路等にも変化をも たらす。冬季にこの振動の幅が大きくなると、北半球の高緯度・中緯度地域で 寒波や異常高温が起きる。
と記載されている。
南極振動(なんきょくしんどう、英語:Antarctic oscillation、北極振動 (AO)と区別するためAAOと略される)とは、南半球における極渦の強弱を 示すパターンである。SAM(Southern Annular Mode、南半球環状モード) またはSHAM(Southern Hemisphere Annual Mode)とも呼ばれる。1999 年に
Gong & Wangによって発見された。
南極振動は北極振動と同様に
南極振動指数(後述)の値(第1主成分得点)が大 きな正の値の時には
南極域の気圧が負偏差を示し、中緯度の海上を中心に正偏 差を示し南極振動指数の値が大きな負の値の時には逆のパターンとなる
南極域 と中緯度の気圧のほぼ環状のシーソー的変動とされている。
また北極振動はEOF(経験的直交関数展開)解析すると出てくる見かけのモー ドであるという批判的な議論もあるが
南極振動の場合、南極の周りは
南極海で 囲まれており真の固有モードである可能性もある。
昭和基地の年平均地上気圧の時系列は
南極振動とのと負の相関関係を持つこと が観測された[1]。
いや〜、面白い。専門的なことはチンプンカンプンなのだが、好奇心を非常に刺激する。
そのような好奇心旺盛な視野で、次に貼付けた動画をご覧になると・・・どうだろう?「
地球温暖化」と言う話に「?」がつかないだろうか?
http://www.youtube.com/watch?v=h6xFe6lXu1Y&feature=PlayList&p=9F5DC3D4D2E7CD43&index=0&playnext=1
